WZ-113G FTが頂点に君臨する駆逐戦車ブランチの車輌は中距離戦でのサポートを得意としています。今回の「戦車大改修」プログラムでは、高い単発ダメージを誇るこれらの車輌が潜在能力を十分に発揮できるようなアップデートを行います。
さらにボーナスとして、3輌の強力なプレミアム車輌も見直します。これらの戦車はWZ-113G FTブランチと直接の関係はありませんが、戦闘で十分な防御力を獲得することで活躍するのにふさわしい車輌ばかりです。
それでは、変更点を見ていきましょう!
WZ-113G FTは戦場で十分に堅実な成績を挙げていますが、誰にも愛される車輌というわけではありません。その理由として考えられるのは、プレイスタイルおよび性能の点でTier IXとの連続性が乏しいという2点です。
プレイスタイルに沿った性能を改善することで、この車輌に不慣れな場合に何ができるか、そしてどのように戦えば最も効果的かを理解しやすくなります。戦場でのWZ-113G FTの役割は、中距離から前線を支援することです。弾速は遅く射撃程度は平凡なため、スナイパーの役割を効率よくこなすことはできません。また側面装甲が脆弱なため、強襲型の駆逐戦車として前線で戦うことも不向きです。この車輌が真価を発揮するのは中距離戦です。堅固な前面装甲を活かして飛来する砲弾をブロックし、良好な機動性を利用して戦闘の推移にともなう前線の移動に対応しつつ、単発ダメージに秀でた主砲で大ダメージを与えましょう。
主砲の威力に関しては、Tier IX砲と区別するためにTier X砲のダメージを750から850に強化しました。その代償として装填時間が低速になりましたが、ダメージが向上したことで、結果として分間ダメージは改善されています。
この車輌が戦場で活躍できるように、装甲、機動性などの性能も強化しました。:
WZ-111G FTはすでに十分活躍しているため大幅な性能強化は必要ありませんが、アップグレード版シャーシの地形抵抗は大きな欠点となっており、改善の必要がありました。今回の変更により、アップグレード版シャーシは文字通り改良型と呼ぶのに相応しい性能になります。このシャーシを装備した車輌は全体的な機動性が向上し、最大速度の上昇に上手く対処できるでしょう。
WZ-11G FTのプレイでは、精度や弾速に秀でた130 mm砲を使用することで中距離での支援役としてのプレイスタイルに慣れていくことができます。前Tierの車輌よりも強化された装甲を頼りに、前線に接近しても快適に戦うことが可能です。慣れた後は、152 mm砲に切り替えて敵車輌に750の大ダメージを与えましょう!
詳細:
高速で軽装甲のスナイパーとしてのプレイスタイルから、より低速ですが重装甲で中距離戦向きのプレイスタイルへの過渡期に相当する車輌です。現状では、このプレイスタイルの切り替わりは非常に急であり、プレイヤーによってはショックを受けるかもしれません。そこで、あるプレイスタイルから別のプレイスタイルへと、戦い方を負担なく移行するのに役立つ車輌となるような調整を行いました。
まず走行速度と質力重量比を、Tier VII車輌から若干減少する数値に調整しました。これにより、このブランチの前級車輌で慣れ親しんだ操作感覚を残しつつ、さらに速度が低下する次級車輌に備えられます。装甲も改善されており、機動性は依然良好でありながら、装甲に頼って戦う術も習得できます。
詳細:
プレミアム車輌:
中国Tier VIII中戦車Type 59
Type 59は砲操作性関連の複数の項目が改善され、主砲を戦場で利用しやすくなります。
詳細:
プレミアム車輌:
ソ連Tier VIII重戦車Minotaur KV-5
Minotaur KV-5は砲塔の装甲が強固になり、飛来する砲弾に対する防御力が向上します。車体の小型砲塔も変更され、ポート部分を除く各部位の装甲が強化されます。一方でポート部分の装甲は減少し、車体前面の小さな弱点となります。
これらの変更点に加えて、主砲の砲操作性を改善して精度を向上させました。
詳細:
プレミアム車輌:
傭兵Tier VIII重戦車Brick
Brickは非常に堅実な装甲を備える反面、主砲には問題があります。単発ダメージを向上させて主砲の威力を強化するとともに、貫通力も改善してダメージを与えられる頻度を高めます。装填時間には変更がないため、主砲の全体的な分間ダメージは上昇します!単発ダメージの低い主砲としては砲塔旋回速度も遅すぎたため、速度を向上させて標的に素早く照準を合わせられるようにしました。
詳細:
今後も、WoTではお馴染みの車輌たちが「戦車大改修」計画で順次オーバーホールされていきます。お楽しみに!